2014/04/25

ミンククジラの鳴き声がアヒルっぽいことが判明

50年以上前から、南極の海では夏にのみアヒルの鳴き声のような音が聞こえていましたが、その正体はまったくの謎でした。
それが今回、アメリカの研究センターによって、ミンククジラが発している音だと判明しました。








この音は、アヒルがガーガー鳴いている声にそっくりなため、「bio-duck(バイオ・ダック)」と呼ばれています。
軍用機器から発せられる音ではないかと推測する人もいました。

この音は、毎年10月から始まり、12月末には聞こえなくなります。
また、南極付近のごく限られた範囲でしか探知されません。
これらのことから、音の出所は回遊性の海洋生物ではないかと考えられていました。

今回、アメリカの海洋大気庁北東水産科学センターの海洋音響専門家、Denise Risch氏がミンククジラの録音データを観測し、バイオ・ダックの音源がミンククジラであると特定しました。

ミンククジラは、バイオ・ダックを含む呼び声を使って互いに交信していると考えられます。
ですがバイオ・ダックの目的など、まだ多くの謎が残っています。
これからの研究に期待したいところですね。


全文はこちら。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140424004


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