2014/04/25

動物のお父さんランキングベスト10

人間と違って、動物は性別で子育てに対する役割が決まっています。
動物の父親はあまり子育てに参加するイメージがありませんが、今回は子育てに父親が積極的な動物のランキングを紹介します。






10位:ライオン
ライオンは、普通一匹で暮らし、メスだけが子供を育てるネコ科の大型獣の中で、群れを作る例外的な動物です。
しかし、ライオンは子育てそのものにあまり積極的とはいえません。
オスライオンは、子供の行動に目を光らせるより、うたた寝することを好みます。
けれどもちろん、群れに危機が迫ったときは、オスが家族を守ります。

9位:アンテキヌス
アンテキヌスは、オーストラリアに生息する有袋類の一種です。
アンテキヌスのオスは、年に一度の短い繁殖期で、子孫を残すために12時間以上も交尾を行います。
その間は食べ物も飲み物も口にしませんし、睡眠をとることもありません。
全てのエネルギーを使い果たした結果、多くのオスが繁殖期の後に死んでしまうのです。
子供たちは父親のことを知りませんが、父親の命をとして生まれるのには間違いありません。

8位:キンイロジャッカル
キンイロジャッカルは夫婦とその子供で群れを作ります。
この動物は完全に一夫一妻制で、長期間そのペアを維持します。
去年生まれた子供が群れに留まり、今年の子供に食べ物を与えたり守ったりという子育ての手伝いをすることも知られています。

7位:コオイムシ
コオイムシは、その名の通りメスがオスの背中に卵を産みつけ、オスがその卵を守りながら移動します。
近縁種のタガメも、背中に卵を乗せることはありませんが、水草などに産み付けられた卵をオスが保護することで知られています。

6位:レア
レア(アメリカダチョウ)は一夫多妻制ですが、子育てはオスが行います。
オスが作った巣の中に卵を産んだメスは、そのまま立ち去り、他のオスと交尾をすることもあります。
一方オスは、メスたちが残した数十個の卵を全て温めて孵化させ、その面倒を見ます。

5位:トゲウオ
トゲウオ類は、巣作りから子育てまで、発達した繁殖活動で知られ、古くから研究の対象になってきました。
繁殖期になるとトゲウオのオスの腹部は鮮やかな赤色に染まります。
オスは水底に巣を作り、独特な求愛ダンスでメスを誘います。
巣に産卵したメスは、すぐにオスに追い出され、子育てには参加しません。
オスは卵を分泌物で固めて保護し、新鮮な水流を送り込みます。
卵が育ってくると、オスは徐々に巣を壊していき、酸素が届きやすいようにします。

4位:レンカク
レンカクは一妻多夫で繁殖を行います。
繁殖期には、メスはオスにアピールを行い、3~4個の卵を産みます。
すぐにメスは立ち去り、他のオスを探します。
オスが卵とヒナの世話を行います。
生息場所が氾濫の危険のある水辺なので、より多くの子孫を残すためにこのような繁殖形態になったと考えられています。

3位:アフリカウシガエル
アフリカウシガエルは、口に入るものなら何でも食べるカエルです。
雨季にメスガ生んだ3000~4000個の卵を、オスが保護して面倒を見ます。
水溜りが干上がったときには、別の水溜りへ水路を作り、オタマジャクシたちが移動できるようにすることもあります。
危険が迫ったときには、卵を口の中に入れて保護することもあるようです。

2位:コウテイペンギン
ペンギンはどの種も極寒の地に暮らしているので、卵を抱いて温めるのは大切な仕事です。
普通、ペンギンはオスとメスが交代で抱卵しますが、コウテイペンギンはオスのみが抱卵の役目を負います。
オスは立ったまま卵を抱いて、孵化するまでの約65日間を絶食状態で過ごします。
捕食者から逃れるため、繁殖地として海から離れて氷原に向かうので、合計で約120日も絶食することになります。
卵が孵化するころには、オスの体重は40%以上も減少しているそうです。
その間メスは海へ出かけ、ヒナのための食べ物を胃の中に貯蓄し、孵化する頃に戻ってきてそれをヒナに与えます。
ここでようやくオスは海に行けるようになりますが、海までの遠い道のりの途中で力尽きてしまうオスもいます。

1位:タツノオトシゴ
タツノオトシゴの種類は、オスの腹部に育児嚢があります。
メスはここに卵を産みつけ、その中で受精させます。
大型のタツノオトシゴになると、一度に600個もの卵が産み付けられます。
オスの育児嚢で孵化した子供は、もうしばらくそこで過ごし、自分で泳げる稚魚になってから出て行きます。


オスが妊娠したように見えるタツノオトシゴが1位となりました。
が、他のいくつかの魚と同様、親は自分の子供を食べてしまうこともあります。
このランキングをまとめた筆者は、どんな父親でも完璧ではないと締めくくっています。
子育てとはいつもうまくいくとは限らないものですね。

全文はこちら。
http://www.animalplanet.com/wild-animals/10-animal-dads.htm

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